Color Note 17

北海道もやっと暖かくなり、庭のチューリップが満開になりました。

豪雪地帯ということもあり、庭には宿根草を中心に植えていて、毎年その季節を楽しみにしています。
真冬には深い雪の下でじっと春を待ち、雪解けの頃になると、それぞれのタイミングで静かに芽を出し、花を咲かせる。
長い冬を知っているからこその力強さや美しさがあり、その姿を見るたびに、「ちゃんと自分の季節を知っている」自然そのものの姿に、どこか励まされるような気持ちになります。

今日は、以前仕事でお世話になった元仕事仲間の方へ、イヤリングを制作しました。

会社自体は別だったのですが、業務では連携することも多く、毎年冬前に北海道で行われるミーティングの際には、沖縄からはるばる来てくださっていました。

初めてお会いした時は、私と同じくらいの背丈だったこともあり、それだけで親近感を覚えたのを今でも覚えています。
穏やかな話し方や雰囲気もとても心地よく、毎年その冬前ミーティングでお会いできるのが楽しみでもありました。

去年は栗拾いの話でとても盛り上がり、「いつか一緒に栗拾いできたらいいね」と話していました。

実はその方は、私がカラーセラピーを学び始めた頃、まだ勉強中だった私の練習に、第一号として付き合ってくださった方でもあります。

「ピンクが好き」と、笑顔いっぱいで答えてくださった表情は、今でも鮮明に覚えています。その穏やかな雰囲気を思い浮かべながら、ピンクの中でもやさしい淡い色合いを選び、小花のモチーフを添えて、やわらかく温かみのある雰囲気に仕上げました。

光が差すと綺麗なガラスの模様が引き立ちます。

 

今は仕事を退職されたので仕事上での関わりはなくなってしまいますが、「いつか沖縄に遊びに行きたい」という新しい楽しみもできました。
そして彼女が、いつか北海道へ栗拾いに来てくれる日も、ひそかに楽しみにしています。

これからは仕事仲間という形ではなく、ひとりの大切なご縁として、ゆっくりと交流を続けていけたらと思っています。

「好きな色」を身につけることは、ただ色を選ぶだけではなく、その人自身の魅力や心地よさを、そっと引き出してくれるものなのかもしれません。

私自身、贈りたい相手を思い浮かべながら制作している時間がとても好きです。
その人の“好き”や空気感を、少しずつ形にしていくような感覚で、これからもひとつひとつ丁寧に制作していきたいと思います。